フランス人彫刻師・原型師
Jean-Pierre Darnat
ジャン・ピエール・ダルナによるフラワーベース
『マヌカンの顔』です。
1968年 アルミニウム合金製
共箱有り。
ジャン・ピエール・ダルナ(1922−2002)は
1958年、京都のメーカー 七彩に招聘され、
1980年代半ば頃まで同社のマネキンを制作しています。
ダルナのダイナミックかつエレガントな身体表現は
パリモードの香りが色濃く漂い、
慎ましく保守的な日本美人像を基調としていた
この時代のマネキン業界に
一大センセーションを巻き起こしました。
本品はメーカーの記念品として
関係者に配布されたものと推測されます。
金属の無機質さは
シャープで流麗な造形美を強調し、
抑制の効いたセンシュアルなムードを漂わせます。
当時の急速な経済成長を背景に
新たな価値観の幕開けを感じさせる一品。
花器としては勿論のこと
オブジェとしても無二の存在感を際立たせており、
今日の洋装マネキンの礎を築いたダルナの
高いアート性、美への探求心を垣間見ることが出来ます。
背面に「sept.'68 nanasai」の文字が入っています。
経年による傷や擦れ、金属劣化などが見受けられます。
サイズ: 高さ約14.8センチ 幅約15cm 奥行き約21cm
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