天皇家御下賜品 銀製ボンボニエール 八稜鏡形鳳凰文

天皇家御下賜品 銀製のボンボニエールです。
総重量約112ｇ。

大正4年12月17日
大正天皇即位大礼(御大典) 大饗。

ボンボニエール（Bonbonniere）は本来、
ヨーロッパで砂糖菓子を入れる小箱を指しますが
近代以降、皇室における折々の御慶事の際に
引出物として列席者に贈られる小さな工芸品を
この名称で呼びます。

唐鏡の一つである八稜鏡が象られ、
中央には天皇家の紋章である十六弁八重表菊紋、
瓔珞を咥える双鳳と吉事の兆候である祥雲による文様。

ボンボニエールは来賓者数に応じて制作、
時には数社に分けて発注されることもあり
この意匠のものは刻印の異なる4種類が現存します。

下部には格狭間が設けられており、
日本的美意識の粋を集めた高尚で雅な趣は
掌上の芸術品として見る人の目を存分に楽しませます。

底部に「三越製」の刻印が有ります。

銀特有の変色や経年による汚れ等が見られます。


サイズ：高さ約2.5�僉”�約6.2�僉￣�行約6.2��


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型番 ad15013
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