天皇家御下賜品 銀製ボンボニエール 双鶴像形

天皇家御下賜品 銀製のボンボニエールです。
総重量約154g。

大正14年5月10日　　
大正天皇大婚25年祝典。

ボンボニエール（Bonbonniere）は本来、
ヨーロッパで砂糖菓子を入れる小箱を指しますが
近代以降、皇室における折々の御慶事の際に
引出物として列席者に贈られる小さな工芸品を
この名称で呼びます。

睦まじい双鶴の優美な姿態には
極めて日本的で玄妙な美しさ、高貴さを見出すことが出来ます。

このボンボニエールには金平糖を収める空間は無く、
本来の菓子器としての用途からは程遠いものの
その意匠には古来よりの伝統に培われた美意識が宿り、
技の粋を集めた見事な細工を楽しむことが出来ます。

蒐集、鑑賞の対象として大変に魅力的な
掌上の芸術ともいえる価値ある一品です。

鶴の首などに見受けられる色の異なる箇所は
修復の跡ではなく、製造時の銀ロウと思われます。

底面に「三越製純銀」の刻印が有ります。


銀特有の変色や経年による汚れ等が見られます。


サイズ：高さ約8�僉”�約6.3�僉￣�行約5.4��



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型番 ad15011
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