17世紀イタリアの画家・版画家　
Pietro Aquila　ピエトロ・アクウィーラ(1640-1700)の銅版画です。
原画は1674年に制作され、
こちらはそれに基づく版画になります。

16世紀に活躍したボローニャ派の巨匠
Annibale Carracciアンニーバレ・カラッチ(1560-1609)の手掛けた
ガレリア・ファルネーゼ邸館(現フランス大使館)の装飾画を
P.アクウィーラが13枚の連作にしたもののうちの1つです。

ギリシャ神話の一節
「ポリュペーモスとガラテア」を題材にしたものです。

海豚の引く貝殻の船に乗る
美しい海のニンフ(自然界の精)ガラテアと
彼女を慕う単目の巨人ポリュペーモス。

嫉妬や争いを繰り広げる神々の姿が　
銅版画の緻密な表現によって優美に描かれております。

古いお品ですので、紙のヤケやキズ、汚れ等がございます。


縦約68cm×横約83.5cm


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