デンマークのジュエリーデザイナー
N.E.FROMのペンダントです。

推定1960年代頃　シルバー925製。
ボールチェーンは後年に取り付けられたものになります。

N.E.FROM(エリック・ニールセン・フロム／1908-1986)は
シルバー職人として研鑽を積んだのち1931年に独立、
革新的なジュエリーの数々は世界的にも高く評価され、
デンマークを牽引するデザイナーとして確固たる地位を確立しました。

初期の作品では、自然風土からインスピレーションを受けた
有機的なデザインが見受けられますが
1960年代頃からは半貴石をあしらった
ジオメトリックでミニマムなスタイルが主流となります。

本品にはオーバルカットのオニキスが用いられており、
艶やかな漆黒が視線を捉え、胸元で確かな存在感を放ちます。

流れるような曲線のラインには
フロムの新しい美意識を見ることが出来、
年代を経てもなお洗練された印象を保ち続けます。

オニキスに欠けなどはなく、チェーンの強度も良好。
シルバーの滑らかな質感は肌馴染みも優しく、
時代を超えても色褪せることのない
北欧のクラフトマンシップを身近で感じさせてくれます。

裏面に
「N.E.FROM 925S　STERLING DENMARK」
の刻印が入っています。


経年による傷や擦れ、金属変色等が見られます。



サイズ：トップ約4.6cm×約3cm　チェーン長さ約46cm



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