古いカトラリーです。
1913年 イギリス George Edward & Sons社
スターリングシルバー製。

George Edward & Sons社は
1838年 グラスゴーにて設立されたシルバースミスです。

質の高いカトラリーや装飾品などを数多く製造していましたが
1960年代頃、Mappin＆Webb社に買収され
その姿を消しました。

本品はナイフ＆フォーク各6本のセットとなります。
ケースは付属しておりません。

ブレードには緻密なエングレーヴィングが施されており、
端正かつ流麗なフォルムと純銀の柔らかな輝き、
なめらかで心地良い触感が大変に魅力的。

白蝶貝を贅沢に用いたハンドルの
上質なシルクを思わせる乳白色の艶めきとも相俟って
所有者を大いに魅了します。

白蝶貝は当時のイギリス近海では採取されず、
オーストラリアから遠路遥々取り寄せられていた高級素材でした。

このような贅を凝らした白蝶貝のカトラリーを揃えることは
富や権力の証であり、ヴィクトリア時代中頃から
ブルジョア階級の人々の間で大流行したと言います。

少々の傷などが見られますが
継ぎ目のぐらつきは無く、十分に実用可能です。

余すところなく優雅な造形が
古き良き貴族達の華やぎを今に伝える銀食器。
テーブルを美しく彩り、上質なひとときを叶えてくれます。

ナイフ、フォークともに
素材や年代等を示すホールマークが入っています。


サイズ：
ナイフ・・・全長約19.8cm　幅約1.6cm
フォーク・・・全長約16cm　幅約1.4cm


Standard Mark：横向きのライオン（スターリングシルバー）
Assay Mark：王冠（シェフィールド）
Date letter ：v（1913年製造）
Maker's Mark：DE GE（George Edward & Sons）

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