古いシューホーン(靴べら)です。
推定1870年代 イギリス
ハンドルは銀製、ブレード部分はスティール製です。
流れるような曲線を描く植物や
楽器を奏で、憩いのひと時を過ごす男女の姿など
ハンドルに施された繊細なエンボス装飾が
実に優美でロマンティック。
ブレードの接続はしっかりと丈夫で安定感があり、
使い勝手の良い大きさに加え、時を経て重厚感を増した佇まいで
空間を彩るインテリアとしても存在感を発揮します。
当時のイギリスでは
このようなシューホーンやボタンフックなどの持ち手に
銀を用いることが流行したと言います。
美しい意匠と上質な銀の輝きが
日常の小道具にまで並々ならぬこだわりを持つ
英国貴族の誇りと美学を感じさせる一品。
見る人の目を楽しませつつ
大切な靴を美しく保つことが出来ます。
ハンドルの両面にそれぞれ「31st May 1875」とイニシャル「A.L」、
ブレードに「STEEL」の刻印が入っています。
ハンドル部の装飾に一か所、穴が開いています。
その他、経年による傷や擦れ、金属変色等が見られます。
サイズ:全長約24cm 幅約3.5cm
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