古いティースプーンのセットです。
1920年代 James Deakin & Sons社
スターリングシルバー製。

James Deakin & Sons社は
1865年 シェフィールドで設立されたシルバースミスです。

カトラリーを中心とした多くの製品を生み出し
ロンドンやグラスゴーなど主要都市に支店を開設。
他工房を吸収合併しながら銀器の有力メーカーとして発展しました。

しかしながら第一次世界大戦以降、
イギリスの国力衰退に伴うように事業は次第に縮小してゆき
1940年頃には完全に閉鎖しています。

本品は馬の蹄にホースシューを打ち付けるための
ホースシューネイル(蹄鉄釘)を象っています。

ホースシューやホースシューネイルは
西洋では魔除けや幸福を呼び込むという意味合いがあり、
古くから愛されているモチーフです。

アールデコ特有の端正な意匠は
シンプルな中にもどことなく洗練された気品を感じさせ、
純銀の輝きとなめらかで心地良い触感を
存分にお楽しみ頂くことが出来ます。

親しい人との語らい弾むモチーフと
現代のスタイルにも難なく調和する美しい造形が卓上を彩り、
上質な憩いのひとときを叶えます。

裏面に素材や年代を示すホールマークが刻印されています。


経年による傷や擦れなどがあります。
ケースに汚れや剥離などのダメージが多く見受けられます。


サイズ：　
スプーン 全長約11cm　幅約2.4cm（※若干の個体差があります) 　　
ケース 高さ約2.5cm　幅約16cm　奥行約14.5cm


Standard Mark：横向きのライオン（スターリングシルバー）
Assay Mark：王冠（シェフィールド）
Date letter ：d（1921年製造）
Maker's Mark：JDWD（James Deakin & Sons -John & William Deakin）



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