古いネックレスです。
推定1920年代頃　チェコスロバキア
刻印なし。

この時代に流行した
異国趣味や古代美術の要素を大胆に融合させた装飾が
重厚な存在感を放ち、胸元に視線を集めます。

花を模したパーツの先端には
澄んだ青色のガラスストーンがセットされています。

微妙な色彩の濃淡、気泡や練りムラなど
古いガラス特有の味わい深い表情を見ることができ、
年代を経て渋みを増したメタル素材との対比が
瑞々しい輝きを一段と際立たせています。

留め具は差し込み式、
強度には特に問題はないと思われます。

古くからガラス産業が盛んなチェコは
17世紀頃から宝石のカット技術を適用した宝飾ガラスを製造し
ヨーロッパ最大のガラス生産国に成長、
19世紀末にはガラスを用いたコスチュームジュエリーを
世界各国に輸出していました。

均整の取れた美しい造形は
一見するとプリミティブな印象の中にも
独特のエレガンスを漂わせており
装いに豊かな個性を与え、センシュアルな魅力を引き出します。


刻印は入っておりません。
経年による傷や擦れ、金属変色等が多く見られます。



サイズ：全長約49.5cm　トップのモチーフ約13cm×約9cm



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