アンティーク ブラックフォレスト 十字架 J.BAUD MEIRINGEN

古い木彫りの十字架です。

推定1800年代後期 スイス
“ブラックフォレスト(黒い森)”と呼ばれる類の彫刻品です。

森林資源が豊富なスイスでは
古くから農民の副業として木工が盛んでしたが
19世紀半ばになり、旅行者向けに製作された
森の動植物をモチーフとした家具や小物などが注目を集めます。

本来、ブラックフォレストは
ドイツ南西部に位置する広大な森林を指しますが(独:Schwarzwald)、
野趣豊かな造形からそのように呼ばれ、
ヨーロッパ各地でブラックフォレスト様式の工芸品が作られました。

本品は十字架に蔓を絡ませた薔薇の花が
一枚板から削り出された壁掛けです。

鋭い棘を有し、華やかに咲き誇るその姿は
実に生き生きと美しく、
端正でありながらもロマンティックで荘厳な印象。

長い年月をかけて生み出された味わい深い古艶も
彫刻に一層豊かな表情を与えており、
自然由来の素朴な温もりと職人の見事な技巧が
空間を彩る一品です。

裏側に「J.BAUD MEIRINGEN」の刻印があります。

また、何らかの書き込みが見られますが
文字が掠れており判読不能です。

経年による傷や擦れなどがあります。



サイズ:縦約27cm 横約11.5cm 




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型番 ad17039
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