フランスアンティーク 祭壇画 聖母子像

古い祭壇画です。
推定1900年代初頭頃 フランス。

トリプティーク(Triptyque)と呼ばれる
観音開きの扉が付いた三連形式、
教会堂を模したデザインで
軽いメタル素材で作られています。

アーチ状の屋根部分は
十字架と王冠、舞い降りる二人の天使、聖霊の象徴である鳩と
キリスト教に纏わるモチーフのエンボス装飾が施されており、
金属の古色とも相俟って
厳かな雰囲気を醸し出しています。

十字架と植物文様の扉を開けると
幼子イエスを人々に示すホデゲトリア(導き)の聖母像が現れ、
神々しくも慈愛に満ちたその佇まいが
見る人を惹き付けます。

ヨーロッパでは古くから家庭内に
コアン・ド・デュ(Coin de Dieu/“神の隅”の意)と呼ばれる一角を設け、
十字架やロザリオといった聖品をはじめ
生誕や結婚、葬儀などに纏わる記念の品々を飾る慣習があり
トリプティークもその場所を彩るアイテムの一つです。

卓上置き/壁掛けの両方で使用可能、
装飾の細やかさと古さゆえの深い味わいが
美しい祈りの空間を生み出す信心具です。

刻印等は入っておりません。


経年による傷や擦れ、金属の変色、塗装の剥離等が見受けられます。



サイズ:縦約16.5cm 横約11cm



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型番 ad17037
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