Leonor Fini レオノール・フィニ リトグラフ

Leonor Fini レオノール・フィニ
リトグラフ作品です。

イタリア系アルゼンチン人である
レオノール・フィニ(1907 - 1996)は
その強烈な個性とエキゾチックな美貌から
異色の女流画家として
1930年代のパリで鮮烈なデビューを果たしました。

性差や混交、変容などを主なテーマに
妖しく奇抜な独自の作風で
絵画のみならず舞台衣装や仮面の製作、小説の執筆と
幅広いジャンルで活躍しており、
ボードレールやサド侯爵、ポーリーヌ・レアージュなど
多数の文学作品の挿絵版画を手掛けたことでも知られています。

絵のスタイルから、本作品は1970年代後半〜1980年代頃
挿画本に収録されていたものと推測されます。

繊細な描線で表現された女たちは
しなやかな肢体を露わに、幻想とも現実とも知れぬ
意味深な世界を繰り広げています。

美しくもどこか芝居的で、奇怪さの漂うフィニの芸術性は
自身の複雑な血筋や父親による誘拐未遂など、
劇的な少女時代に育まれたものと考えられており
見る人の心を捉え、決して忘れ得ぬ強いイメージを残します。

作品下部に鉛筆サインがあります。
ED:81/950


額に擦り傷や打痕、マットに点状のシミが見られます。



サイズ:額  縦約82cm 横約70cm 厚さ約3cm
    画寸 縦 約48cm 横 約38cm




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型番 ad17036
販売価格
58,900円(税込)
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