藤田嗣治 リトグラフ 『ラ・サンテ通り』

藤田嗣治 リトグラフ
『ラ・サンテ通り』です。

セーヌ川の南、パリ13区から14区に跨り
モンパルナス地区の東側に位置する街路の風景です。

藤田嗣治(ふじた つぐはる/1886-1968)は
1913年に渡仏、
乳白の地に面相筆で線描する独自の裸体画が西洋画壇の絶賛を浴び、
一躍時代の寵児としてヨーロッパ美術史にその名を残しました。

第二次世界大戦後、フランスに帰化してからのフジタは
このようなパリの街角を描いた作品を幾つか手掛けています。

本作品は1964年発行の挿画本
『AU TEMPS DE PARIS(パリの時代に)』
(レオン=ポール・ファルグ著/ピエール・ド・タータス出版社)に収録されており、
フジタの他、キース・ヴァン・ドンゲンやスゴンザックなど
14名の画家がパリをテーマとした版画を提供しています。

朽ちかけた建物、人影まばらな寂れた街並み。
1920年代エコール・ド・パリの華やかさとは全く異なる
画家が馴染み愛したパリの姿が記録されています。

作品右下に版上サイン、
左下にエディション「e.a」が入っています。


シートにヤケが見られます。
額に擦り傷、打痕があります。



額寸:縦約60cm 横約76cm
窓寸:縦約37cm 横約54.5cm




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型番 ad17028
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