フランスアンティーク オルモル装飾 オーナメント

古いオルモルのオーナメントです。
推定1800年代後期 フランス。

オルモル(ormolu)は
青銅や真鍮に金鍍金を施した製品の総称です。

フランスではブロンズ・ドレ(bronze doré)とも呼ばれ、
貴族邸宅の家具や調度品、アクセサリーなどの装飾として
幅広く取り入れられました。

4箇所にビスを打ち込むための穴が開けられており、
山型の形状から、キャビネットやミラー等の上飾りとして
用いられていたものと思われます。

シンメトリックなフォルムに
リボンと薔薇の花綱を配したルイ・セーズ(ルイ16世様式)。

当時のフランス皇后
ウジェニー・ド・モンティジョ
(Eugenie de Montijo 1826-1920)が
ルイ16世の王妃マリー・アントワネットに憧憬を抱いていたことから
リバイバルとしてこの時代に好まれたスタイルです。

優美な細工は如何にもフランスらしく
年代を経た金属の風合いが
華やかでありながらもどこかノスタルジックな
独特の詩情を醸し出しています。

しっかりとした重さと存在感があり
現代でも同様の用途でお使いになるのは勿論のこと
そのままオブジェとして置かれても絵になる一品です。


経年による傷や擦れ、金属変色等が多く見られます。


サイズ:縦約6.5cm 横約24.5cm



      
型番 ad17024
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