アンティーク 鹿の歯のブローチ シルバー

古いブローチです。
推定1800年代後期〜1900年代初頭頃 
オーストリア(オーストリア=ハンガリー帝国)製。

グランドル(Grandle 或いは Grandeln/Grandln)と呼ばれる
鹿の歯を用いた宝飾品です。

主にドイツ・バイエルン地方からオーストリアにかけての地域で
狩りに幸運をもたらすお守りとして
シャトレーン(※身の回り品を腰から吊るす装身具)のチャームや
狩猟服の飾りなどに使われていました。

ハの字形に組み合わせた2本の歯、
上部にはドングリとオーク(樫)の葉の装飾が施された
伝統的なデザインです。

アイボリーカラーの滑らかな質感が
渋みを増した重厚なシルバーによって一層際立ち、
一見するとプリミティブな印象の中にも
自然の形状を巧みに活かした繊細な技巧が凝らされています。

19世紀のヨーロッパでは
娯楽としてのスポーツハンティングが盛んであった背景から
狩猟の戦利品である動物の角や骨、足などが
ジュエリーとして流行したと言います。

シンプルなバータイプは現代の装いにもお使い頂き易く、
襟元に個性と与えるとともに
貴族達の愛した狩猟遊びの趣に触れることが出来ます。


ブローチ裏面にホールマークが刻印されています。


経年による傷や擦れ、金属変色等が見られます。



サイズ:縦約2.9cm 横約5.7 cm 厚み約1.7cm (留め具を含む


Austria-Hungary Mark:レオパード/4 (1872年〜1921年/シルバー750)
City letter:A (ウィーン)
Maker's Mark:F-S 或いは J-S




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型番 jm17004
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