古いコーヒーミルです。
推定1800年代後期　フランス。

大人数分の豆を挽くことのできる大きなサイズ、
下部には長い板が付いており
おそらくテーブルに固定して使われていたと思われます。

裁断した厚手の木材をそのまま組み立てたようなボディ、
金属製のホッパーは簡素なボウル型。

粉受けの引き出しに取り付けられた
白い陶器の摘み以外にはまるで飾り気のない無骨な佇まいが
いかにも素朴でおおらかな
南仏の片田舎の空気感を漂わせています。

ハンドルの動きはスムーズですが
実用性につきましては保証致しかねますので
雰囲気のあるディスプレイとしてお薦め致します。

古めいた重厚な木の風合いが
挽き立てのコーヒーの薫る穏やかな家族の日常を空想させ、
時の流れや何気ない日々の美しさを再発見することの出来る
味わい深い古道具です。


全体に経年による擦り傷や打痕があります。



サイズ：縦約40cm　横約70cm　奥行き約30cm




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