古い多色石版（クロモリトグラフ）の博物画です。

1914年ドイツ　グラーザー社出版
"図解・自然科学と農業" シリーズ No.31
ウアマン・ベルギル教授監修『犬の品種』。

見応えのある大判サイズ、
シンプルな黒色の額に収められています。

まず犬の祖先と考えられる
Wolf(オオカミ)、Fuchs(キツネ)、Schakal(ジャッカル)が挙げられ、
Vorstehhund(ポインター)、Setter(セッター)、
Dachshund(ダックスフンド)・・・と
それぞれの特徴を持った犬種が並びます。

自然物を収集、分類する博物学(自然史)は
18世紀〜19世紀にかけてのヨーロッパで特に流行し、
ありとあらゆるものが図譜の対象とされました。

繊細な筆致と美しい発色、古物特有の趣深さが
品種分類への興味を誘いつつ、
1枚の作品としても十分にお楽しみ頂けます。


Graser's Naturwissenschaftliche und Landwirtschaftliche Tafeln. No.XXXl.
Uhrmann,dir.Tafel der Hunderassen.
Lithogr.Anstalt von Theoder Schiewick vorm. E.Schiewick, Buchholz i.S.
Graser's Verlag (Richard Liesche)　Annaberg i.Sachsen.
Preis M. 1,60.


畳まれた状態で製本・出版された図譜のため、紙に折り目があります。
経年によるヤケ、細かなスレ等が見られます。
額にキズや打痕があります


作品サイズ：縦約80cm　横約91cm
額サイズ：縦約88cm　横約105cm



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