古いイヤリングです。
推定1900年代初頭頃　ヨーロッパ。

刻印は入っておりませんが
金属部分はおそらく低純度のシルバーかと思われます。

深みのある赤色のコーラル(珊瑚)を贅沢に用い、
富や豊穣、生命を象徴し
神聖な果実としてこの時代に好まれた
葡萄の実を象っています。

小粒のコーラルビーズを丹念に繋ぐことで
ふくよかに熟し、重なり合う果粒が趣豊かに表現されており、
艶やかで美しい色彩が耳元で軽やかに揺れて
女性の顔回りを華やかに彩ります。

ヨーロッパでは古くから
赤色の珊瑚は魔除けや子宝を授けるお守りとして重宝され
様々な宝飾品として加工されています。

海の恩恵を受けた生物由来の温もりとともに
繊細な葉脈の表現や
留め具にさりげなく配された一粒ビーズなど
古い時代ならではのデリケートな造形も
あわせてお楽しみ頂けます。


経年による傷や擦れ、金属変色などが見られます。



サイズ：全長約4cm　最大幅約1.5cm




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