KPMベルリン 陶板画 『海を眺める家族』

KPMベルリンの陶板画です。
20世紀初頭頃。

KPMベルリン王立磁器製陶所
(Königliche Porzellan-Manufaktur Berlin GmbH)は
フリードリヒ2世により1763年に創立した
歴史あるドイツの磁器窯です。

王室御用達の高級磁器として知られており、
なかでも陶板画作品は
その完成度の高さと精緻な美しさで
多くの人々を魅了しています。

こちらの作品は
原画の有無は不明です。

寂寥とした海辺の風景、
年老いた男女と若い娘が遠方を見据える険しい眼差しには
茫漠とした時の流れや
未知なるものへの畏怖を感じさせながらも
遠くから人々を照らす薄日に
僅かな希望を見ることが出来ます。

職人の手による巧みな筆運びと
丹念に焼成を繰り返すことで生まれる繊細な色彩によって
深淵な題材が美しく描き出されており、
控えめでありながらも
見る人に深い印象を残す作品です。

裏面にKPMの窯印と
年代記号が刻印されています。


額縁裏側に刻印を見せるための穴が空けられています。
経年による傷や擦れなどが見られます。



作品サイズ:縦約20.6cm×横約27.8cm
額サイズ:縦約35.5cm×横約42.5cm



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型番 ad16010
販売価格
298,000円(税込)
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