古いチェーン式のカフリンクス（カフス）です。
推定1910〜20年代頃　イギリス
金張り。

フェイスは艶やかなオーバルのブラックガラス、
細やかなエングレーヴィングの施された
シルバートーンの十字架が黒色の背景に凛々しく映え、
袖元をきりりと引き締めます。

バッキングはシンプルなボート形、
細身のフォルムとゴールドカラーがエレガントで美しく、
また袖に通しやすいという実用性も兼ね備えています。

カフリンクスは17世紀のフランスが発祥とされ、
一般的に普及したのは
1840年代頃のことであるといわれています。

従来の貴族趣味で華美な男性服は廃れ
洗練された機能的な装いへと変化、
カフリンクスは紳士の小粋な装身具として
素材、デザインともに充実します。

小さな中に凝らされた趣向に
当時の男性の並々ならぬ拘りや美学を見ることができ、
何気ない装いをクラスアップしてくれる一品です。


刻印等は入っておりません。
経年による擦れや若干の金属変色が見られます。


サイズ：フェイス約2cm×約1.3cm　バッキング約2cm×約0.5cm　チェーン約1.5cm



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