アンティーク ピクウェ ロニエット

古いピクウェのロニエット(折畳み式眼鏡)です。
推定1800年代後期 イギリス。

ピクウェ(pique)は
鼈甲や象牙といった天然素材に
金や銀、真珠母貝などの小片を嵌め込む装飾技法です。

光によってダークブラウンの斑模様がかすかに透ける
しっとりと艶やかな黒色の鼈甲が
滑らかなフォルムに研磨され
鳩を中央に配した絵柄が描かれています。

今にも飛び立ちそうな銀象嵌の鳩は優しく穏やかで
宝石を散りばめたかのような虹彩を放つ真珠母貝、
極細の金線模様と深黒との美しい対比に
目を奪われます。

金属部分は真鍮に金張り、
下部の押さえ金具をスライドさせると
内側に折り畳んで収納された2枚の拡大鏡レンズが
眼鏡状に展開する仕組みです。

それぞれのレンズの倍率は低め、
2枚を重ねるとより高倍率となります。

柄の先端には丸カンが付いており、
ペンダントとして携帯することも可能です。

実用の道具としては勿論のこと、
手のひらに収まるほどの小さな中に込められた
精緻な技巧が見る人の目を楽しませる
美しい一品です。

専用のケースが付属しています。


片方のレンズに約1mm程のチップがあります。
その他全体に経年による傷や擦れなどが見られます。


ロニエット:長さ約8.5cm(丸カンを含む) 最大幅約11.5cm(レンズを展開した状態) 
ケース:高さ約約7.5cm 幅約10.5cm 奥行約3.2cm



商品の状態等ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
また、こちらの商品を店舗にてご覧になりたい方は商品管理の都合上、
店頭にない場合がございますので、お電話かメールにてご連絡の上、ご来店下さい。
なお、東京港区の姉妹店でもご覧になることができます。
こちらもご希望の方はご連絡下さい。
      
型番 ot16026
購入数
売り切れ